ども、サバ缶です!
ミニ四駆の登り坂が2種類あるのをご存知でしょうか?
(角度などは置いといて一般的なコースでは2つ)
「バンク」と「スロープ」です。
今回はミニ四駆を速く走らせるためにとても大事なバンクとスロープの話です。
バンクスルーとは
ブレーキの貼る位置や高さを調整して、スロープでブレーキをかけて(当てて)、コースアウトする危険のないバンクではブレーキをかけない事をバンクスルーと言います。
バンクとスロープは別物
同じ赤色で一見似たようなコースの部品に見えますが、
バンクとスロープでは斜面の角度(R)が違います↓
この斜面の角度(R)の違いを利用してスロープだけブレーキを当ててバンクはノーブレーキ(バンクスルー)にしたいのです。
その理由は↓で詳しく説明します。
見分けかた
バンクとスロープの見分けかたは簡単。
コースが上に登っていきUターンする形ならバンク、ミニ四駆がジャンプする場所がスロープです。
(組み合わせによって形は様々ですが基本は同じです)
スロープのみでバンク無しのコース↓
みんなが言うDB(ドラゴンバック)やTT(テーブルトップ)はスロープやストレートを組み合わせたものを言います。
基本のバンクはこんな感じ↓
ストレートで高さを出しているバンク↓
扇風機と同じ高さの巨大バンク↓
なぜバンクスルーしなきゃなのか?
ブレーキをかけないとマシンがすっ飛んでいくスロープと違い、駆け上るだけのバンクはブレーキで減速したくないからです。
(バンクでは基本セッティングができていればコースアウトはほぼしない安全ポイント)
コースアウトする危険のない場所ではなるべく減速したくありませんからね。
少しの減速ぐらいなら大丈夫でしょ。
「バンクでちょっとブレーキが当たって減速してもそんなに大した差にならないでしょ」と思われるかもしれません。
しかし、
今から説明する事を理解すれば考えが変わるはずです。
例えば、
この大きなコースにバンクが一つだけあるとしましょう。
ミニ四駆のコースは3レーンなら3周走ってゴールになります。
バンクスルーしていない場合、3周すると3回は減速すると思うかもしれませんが、
バンクは上りも下りも同じ斜面角度(登りでブレーキが当たると下りでも当たる)なので一つのバンクで2回は減速します。
ということは、
バンク一つで2回減速×3周=6回減速
こんなに減速区間があるマシンと一切減速しないマシンとではかなりの差になる事が明確ですよね。
バンクスルーがいかに大事か分かってもらえたと思います。
バンクが2つだと12回も減速することに…(^^;)ワオ
バンクスルーしているか確認する方法
自分のマシンがバンクスルーしているか確認する方法は3つ。
- 走らせる
- コースに直接すりすりする
- チェッカーを使う
当たり前ですが実際にコースで走らせてみてバンクで減速しなければバンクスルーしています。
みんなはどうやってチェックしているかというと、「バンクチェッカー」を使うのが一般的です。
ピットでも家でもバンクチェックができ、セッティングしやすいのでミニ四駆では必須道具になっています。
Amazonでも売ってますがメルカリなどの無名品は安価で手に入ります。
チェッカーを持っていなかったり忘れた場合は少しめんどくさいですが、
バンクに直接マシンをすりすりしてブレーキが当たっているか確認するのもありです。
(他のレーサーさんの迷惑にならないように注意してください)
バンクスルーするには?
ブレーキの貼る位置・厚さ・形状を工夫してスロープのみブレーキが当たるようにします。
今回、
ブレーキの厚さを変えてバンクスルーが出来るのかを検証するマシンは娘がフロントにアンダーガードだけ付けたVZシャーシのB-MAX使用(ポン付け)です。
貼る位置はほぼ同じでブレーキの厚みだけ変えてみます。
まずは2mm(白)
当たってますね(^^;)
次は1mm(青)
ギリギリですがバンクスルーしています。
こんな感じでブレーキの厚みを変えてみたり貼る位置を変えてみたりしてバンクスルーできるようになります。
(ブレーキの厚さを薄くするだけだとスロープでブレーキが当たるのも弱くなる=ブレーキの効きも弱くなります)
このような感じでブレーキを調整して自分のマシンにあったセッティングでバンクスルーできるようにしてみて下さい。
スロープでのブレーキのあたり具合などにも使えるのでバンクチェッカーは持っておいたほうがいいです。(けっこう使う頻度多めです)
ミニ四駆ガチ勢はなぜあの速度でジャンプしないのか?加工ブレーキ使ってみた。
おわり
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